ラーメン伝説第4部 1-3-5

瞑目し一息吐いた宮川は口を開いた。
「設備を中古でなおかつ自分で組み付ければ設備のみならその額で何とかなるかもしれません」
「それなら自信があります」
宮川の言葉を聴いて自信を込めて答えた。
俺は仲間達と一から店舗を作ったのだ、そこを考えれば根拠は足りている。
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ラーメン伝説第4部 1-3-4

「車体抜きの設備のみでコレぐらいですかね……」
計算機を操作して結果を見せた。
「これぐらいになりませんかね?」
俺の提示した額を見て目の前の人物の顔が引き攣った。

決して金欠な訳ではない。
だがブラックオクトパスに辿りつくまでどれ位かかるか判らない以上、余裕を持たせたい。

ラーメン伝説第4部 1-3-3

米印で水陸両用車と書いていあるが取り消し線が重ねて描かれていた。
大黒が目立ち過ぎると反対したのだ。

「結構な額になりますよ?」
宮川の勤めている『溝田フードセンター』は名前通り食料品を扱うので業務用の設備なら概算を組む事はできる。

ラーメン伝説第4部 1-3-2

「それならここへ着く前に少し大黒と相談してみました」
シャツのポケットから紙切れを取り出す。

紙切れを広げるとそこにはトラックの絵と厨房設備の配置が描かれていた。
宮川は予想図を注視した。

荷台だった場所には所狭しと厨房機器が並び、現地で入手できる食材で対応できるように浄水器や冷蔵庫、そして小型の発電機まで完備した気合の入った物だ。
車外のラックには折りたたみの机や椅子が増加装甲の如く載せられている。

ラーメン伝説第4部 1-3-1

「身内」

「じゃあ、俺はこれで」
自分の飲食した分の代金をテーブルに置いて席を立つ。
お互いの方針も決まった事もあり大黒はそそくさと外へ出て行った。
その様子から見ると他にも用事があるようだ。

「ラーメンの屋台ですが何か試算とかはしたのでしょうか?」
宮川 修太郎は屋台の件を尋ねた。