ラーメン伝説第4部 1-7-13

「しかしこれだと結構な額になるのではないかね?」
「ええ随分値切られましたよ、中古で揃えて自分で取り付けるって言うんですよ」
アンリの問いに宮川は苦笑して答える。

「ふむ……面白そうだな……私もその話に乗ろう」
思い切った回答に一同は驚愕し言葉を忘れた。
「さっき言った通り今は無職だ。
国へ帰るには路銀が足りない、それにもう少し見聞を深めたい」
アンリは手を差し出した
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ラーメン伝説第4部 1-7-12

「ほう……詳しく聞きたいな」
アンリはビートの答えに興味を持った。
ビートはポケットからイメージ図を取り出しテーブルに広げた。
「製麺機に浄水器まであるのか、まるで野戦炊事車だな」
本格的な装備にアンリも舌を巻いた。

ラーメン伝説第4部 1-7-11

「それでブラックオクトパスを追っているのか……」
アンリは納得し一息置いて続けた。
「そう言えば君が乗ってきたトラックは君一人で使うには大きいが大掛かりな捜索隊なのか?」
「ああ、それはトラックをラーメン屋の自走式屋台に改造するんですよ」

ラーメン伝説第4部 1-7-10

「私の事はこれ位にして、君達も只者ではないな」
アンリの眼光が一瞬光った。
「実は……」
ビートはベトナムへ来た理由を彼に教えた。
もっとも実父の事や大黒の本業?の事は言わなかったが。

ラーメン伝説第4部 1-7-9

政府軍に保護されたが解放戦線との内通を疑われて拘束された。
本来なら手厳しい尋問がされるはずだったが
「交易所」の存在を金を掴ませて黙らせていた事を言わない代わりに無一文で放り出された。
あとは農園主の時に溜め込んだ知識を生かして日銭を稼ぎながらこの町までたどり着いた訳である。