ラーメン伝説第3部 5-12-5

「君の要求は無理がある。
これ以上罪を増やすのは止めた方が良い」
警部は海賊ヘートマンに対して大人しく投降するように電話で呼びかける。
「うるせぇ!さっさと用意しないと人質を撒餌にするぞ!」
海賊ヘートマンは聞く耳を持たず逆上するばかり、警部もあの手この手で投降するように説得を試みるが仕舞いには受話器を叩きつけられてしまう。
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ラーメン伝説第3部 5-12-4

 ルノーNCに増設された橇部に島田は乗っていた。
警部は砲塔の手摺に掴まり機関室の上に居る。
ゴムの張られた履帯が地面を叩くように連続音を立てながら回る。
「現場に着いたぞ、振り落とされるな」
警部が民宿に近付いた事を告げる。
無論、前田もそこは注意しながら減速する。

現場で指揮を取っていた巡査部長が駆け寄ってきた。
「ラーメン調査隊の長井です」
警部は挨拶し巡査部長が状況を報告する。

ラーメン伝説第3部 5-12-3

「では西郷札は……」
恵比寿は西郷札の事も尋ねてみた。
「14億円分ならともかく、14億枚も現存しているのでしょうか?」
中畑 貴俊が疑問を口にした。
「恐らく無いでしょうね。
大量に残っていた物ではないですし、英国将校御節事件で大量に処分されてしまいましたので……」
風呂敷代わりに使われた毒の塗られた西郷札は当然ながら事件後に処分されてしまった。
結構な枚数が処分されたと聞いて後に貨幣コレクター達は悔しがったと言う。

ラーメン伝説第3部 5-12-2

「源頼朝が持っていた名剣と言うと……」
恵比寿 豪一が尋ねた。
「髭切とか膝丸とかが有名ですね。
でも重要文化財ですから一個人においそれとあげられる物ではありません」
山根 清見が答える。

ラーメン伝説第3部 5-12-1

「新しい星座の星々」

 海賊ヘートマンが立て篭もった民宿へ向けて調査隊は向かう。
現場には既に付近の交番から警官が警戒の為に出ていると言う。

「要求した物はまだか?早くしろ!」
男は外の警官に叫ぶ。
カットラスと呼ぶには長すぎるサーベル
首から下を覆う貝殻を縄で結びつけたスケイルアーマーを身に付け
ジョリー・ロジャーの模様の入った二角帽子を被り黒眼帯をつけたその人物。

……そう手配中の海賊ヘートマンだ。

ラーメン伝説第3部 5-11-6

「源頼朝が持っていた名剣一振り、西郷札14億枚、逃亡用に空母エンタープライズだそうだ」
署長は簡単に答えた。

「・・・」

一同、押し黙る。
しかし、何としても犯人を捕えないといけない。

「行くぞ、人質を救出するのだ!!」
ルノーは、海賊ヘートマンの立て篭もる民宿へ向け動き出した。

ラーメン伝説第3部 5-11-5

恵比寿はラーメン店出店希望の資産家。
山根は郷土史家、中畑はUFO研究家であると言う情報が入った。

海賊ヘートマンは猟銃を手にしていると言う。

「しぶとい野郎だな」
「要求は?」長井が署長に聞く。

ラーメン伝説第3部 5-11-4

「何!?」
一同、戦車を停止させ、協議を始める。

署長からの通信で、アジト方面はパトカー部隊、ヘートマン方面は、ラーメン調査隊
が向かうことになった。

海賊ヘートマンは、逃走中に、民宿を襲撃。
店主一家は逃亡に成功したが、宿泊客である恵比寿豪一、山根清見、中畑貴俊の3名が
無念にも人質に取られたと言う。

ラーメン伝説第3部 5-11-3

署内の戦いの惨状も生々しい中、パトカーによる先発隊と、ラーメン調査隊の
ルノー戦車を後続とする第2陣が準備された。

「いよいよ、キュモス大王との最終対決の時かな」
村友らは勇躍して車両に乗り込む。

その時、緊急連絡が入った。

「海賊ヘートマンを発見。民間人を人質にしています」

ラーメン伝説第3部 5-11-2

調査隊の過去の資料から、5年前に廃業したとされ、店主の名は「猫舌 虎之助」、
写真は小田ゴム長に酷似していた。

通行人からの通報で、署内は歓声が上がる。

「賊のアジトを見つけたぞ!!」