ラーメン伝説第4部 1-6-5

「猿軽井印の投げ味噌・・・とあるな」
猿軽井印の投げ味噌とは、古来戦闘に使われた投げ味噌なるものを食用に転用した
携帯利便なる携帯食なのである。

その効能は、アンリ・ファブールも良く熟知していた。

「よし・・・」
戦いの中、アンリ・ファブールは、投げ味噌と強力殺虫剤を混ぜ合わせた。
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ラーメン伝説第4部 1-6-4

手当たり次第にあるものを投げつける。

ファブールはそのうち、あるものに気がついた。

味噌樽である。

「これは・・・」
樽に貼ってあるラベルを見た。

ラーメン伝説第4部 1-6-3

一方、大黒は目本兵の襲来を知り、周辺の警備員を連れて反撃に出た。
「なんだ、あのブーメラン使いは・・・」

大黒は拳銃を発射し、暴れまわる。
しかし、目本兵も銃撃を加えている。

学者は、大声で名乗りを上げた。

「私はアンリ・ファブールだ。刃向かうものはゆるさんぞ!!」

ラーメン伝説第4部 1-6-2

宮川は、下敷きになった客に手を貸し、引っ張り出した。
「ありがとう!」

ビートは、自ら持参した「生メンチェーン」を片手に、陽動作戦に出る。
「とおーう!!」
生メンチェーンを投げつけ、目本兵はそれを浴びて転倒した。
さらにビートは醤油瓶を投げつけ、目本兵に大きな打撃を食らわせた。

ラーメン伝説第4部 1-6-1

「味噌」

ブーメランを手にして、学者風の男は勇躍して躍り出た。
「はあっ!たあっ!」
ブーメランを投げつける。
目本兵は、ブーメランが命中してのけぞった。
「とおう!!」
さらに、缶詰を投げた。

ラーメン伝説第4部 1-5-12

「私も手伝おう」
二人に声をかける男が居た。

保存食を買い求めに来た学者風の男だ。
彼はブーメランを取り出した。
「ならば援護してくれ、オレはこの人(宮川)が下敷きになった人を助ける間の時間稼ぎをする」
ビートは男にそう言って宮川と共に倒れた棚へ近付く。

ラーメン伝説第4部 1-5-11

煙の中で宮川は動く物を見つけた……それは手だ。
逃げ遅れた客が吹き飛ばされた棚の下敷きになっていたのだ。
「ビートさん時間を稼げますか?」
宮川は背後にいるビートに声を掛けた。
「熱線兵器が厄介ですがなんとか」
ビートは生麺鎖を懐から取り出す。

ラーメン伝説第4部 1-5-10

「退避!!」
宮川は物陰に跳び込みながら叫ぶ。
次の瞬間にシャッターは吹き飛ばされた。

店内に侵入する目本兵に対して警備員が発砲して牽制するが遮蔽物諸共吹き飛ばされてしまう。
「おい、食料を吹き飛ばすな!」
指揮官らしき男が外から叱責する。

ラーメン伝説第4部 1-5-9

「あと10名です」
店員からの報告を聞いて呟いた。
「……やり過ごせる……か?」
外の目本兵が銃口を店に向けた。
引き金に指をかけて絞ろうとする。

ラーメン伝説第4部 1-5-8

「クソッ突破されたぞ!」
「奴等を止めろ!」
複数の言語で罵りあいと化している最前線を越え目本軍が市内に突入してきた。

「目本軍め……お客様の避難状況は?」
宮川はシャッターの隙間から外を窺っていた。