ラーメン伝説第4部 3-7-8

店主は一人、店で片づけをしていた。
「お、ビート軒まだ開いてた。ビートの大将その仮装にあってないぞ」
村人が店主に話しかける。

メモを覗く宮川達もその場の空気が凍り付いた事を感じた。

「貴様、ビートつよしか!」
大学が店主を睨み怒鳴る。
「まずい、ビートと合流する」
宮川は全員に彼の元へ行くように指示した。
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ラーメン伝説第4部 3-7-7

「ラーメンが伸びる前に食べよう」
黙ったていた一人が重たい空気を察して食べるように勧めた。
無言でラーメンを啜る四人。

「どうしましょうか?」
宮川は会話のメモを見ながらファブールに尋ねた。
「彼らを尾行してアジトを突き止めるべきだと思うが」
ファブールの答えに一同頷いた。

ラーメン伝説第4部 3-7-6

「47訓の怪我が治りきっていない以上、今は退くべきだ」
山形は冷静に答えた。
「……すまない」
47訓と思われる人物が呟くように言う。

「オマチドウサマデシタ」
変装したビートがテーブルに料理を並べていく。

ラーメン伝説第4部 3-7-5

食料班の太田垣 寿雄は集音マイクから送られてきた内容を紙に写していく。
「……さっきの若造は間違いなく逆賊ビートつよしの手下だ」
山形はそう言って水を飲む。
「ならばまだこの村に居る筈、此方から仕掛けて討ち取りましょうぞ」
一人が大仰な言い方で意見する。

ラーメン伝説第4部 3-7-4

「どうしましょうか」
宮川は受け取った代金と使用する食材を帳簿につけながら尋ねる。
「気付かない振りをしている可能性があるのでいつでも突撃できるように待機しますか」
バグベーイの提案を受けそれぞれ注意深く山形達を見張る。

ラーメン伝説第4部 3-7-3

「バカを言うな、俺にはラーメン屋としての矜持があるんだ。
そんな物を客に出せるか」
ビートはそう言って調理を始めた。

注文を受けた以上作るのがモットーだ。
食い逃げには容赦しないが故意に毒物を入れたことは無い。
(口に合わなくて憤慨された事ならいくらでもあるが)

ラーメン伝説第4部 3-7-2

「ビート君、どうだった?」
「間違いなく本人ですよ、それも門下生三人を連れています」
グルーチョ眼鏡をつけて変装したビートがファブールに答えた。
「毒物でも仕込みます?」
ヒョットンザが真顔で言う。

ラーメン伝説第4部 3-7-1

「言いがかり」

「とりあえず無視する訳にもいかないので確認しましょう」
宮川が提案しビートが表に出た。

「イラッシャイマセ、ゴチュウモンヲドウゾ」
片言でビートは話しかけた。
「コレとコレのセットを4人分だ」
男は立て札のメニューを指差してビートに頼んだ。

ラーメン伝説第4部 3-6-6

「かなりの強敵ですな、心してかからねば・・・」

そう語る一同であったが、突然、外からどこかで聞いたような声がした。

「おい!!メシを食わせろ!!」

その声は、山形に酷似していた。

「・・・ま、まさか・・・!!」
ビートの顔が険しくなった。

ラーメン伝説第4部 3-6-5

さらに、大黒の情報では、山形は日本国内でも特殊詐欺や、強盗を
繰り返していたとのこと。
あのヘートマン一族ですら、山形には注意していたとも言う。
「山形は、大物のワルだったのですね」

山形の祖先は、吉良上野介の家臣であり、一族の中にはシーボルト事件に関与
した者や、大久保利通を襲撃した者も居たようだ。
そして、山形はそれを上回る大悪党になりたいと言っていたそうだ。