ラーメン伝説第4部 1-7-9

政府軍に保護されたが解放戦線との内通を疑われて拘束された。
本来なら手厳しい尋問がされるはずだったが
「交易所」の存在を金を掴ませて黙らせていた事を言わない代わりに無一文で放り出された。
あとは農園主の時に溜め込んだ知識を生かして日銭を稼ぎながらこの町までたどり着いた訳である。

ラーメン伝説第4部 1-7-8

一カ月前

「交易所」の事が上層部にばれたのか農園付近で政府軍と解放戦線の戦闘が発生した。
以前、顧問達とは違う雰囲気の不審な東洋人が以前調べ回っていたというので恐らく目本兵だったのだろう。
農園内に押し入るゲリラ達と自警団の戦闘が起きるが内通者の導きにより防御を突破されてしまった。
そこへ追撃をしかける政府軍が到着、両者の攻防で農園内で火災が続発、
炎は1週間の間、農園を嘗め尽くし全てを灰燼に帰した。

ラーメン伝説第4部 1-7-7

だが広くなった農園の治安維持が必要になり警備面の手配が更に必要になった。

もともとは農園主達の集まりでできた自警団があったが彼らが居なくなったので
自ら自警団を組織しなければならなかった。
農園の労働者に銃の扱い方を教えたり「警備会社」から顧問を雇ったりなにかとは大変だが実りのある日々は過ぎて行った。

ラーメン伝説第4部 1-7-6

アンリの農園は引退した親戚から引き継いだもので
そこまで規模が大きくなかったので副業として「交易所」を置いていた。
ソレの場所代で農園の赤字を補っていたのだ。

この「交易所」とはずばり闇市だ。
扱っていたのは物騒な物ばかりだったが、政府の役人に金を掴ませて誤魔化した。
度々問題が起きたので「警備会社」を雇い王国内の治安維持に成功。
簡易な日本語会話は既に出来たが彼らとの連絡に必要だったので気が付けば上達していた。

ラーメン伝説第4部 1-7-5

「新政府相手にひと商売するよ」
アンリは楽観的に答えた。
「じゃあ、俺は帰るからうちの農園買い取ってくれないか?」
「いいぞ、いくらだ?」

ベトナムの端……ラ王ス国境付近にて農園を営んでいたアンリは撤退する農園主達から農園を買い受け周囲一帯の農園を自分の「王国」とした。