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ラーメン伝説第4部 4-1-19

轟音を周囲に撒き散らしヘリコプターの集団が頭上に現れた。
「はい乗った、乗った」
ヘリの搭乗員が調理師達に乗るように言う。
兵士達が金具を屋台に固定し手信号で合図する。
ウィンチの動作音と共にフックが降り慣れた手つきで装着した。
兵士は心配そうに屋台を見る一同に他のヘリに乗るように指図する。

大型の輸送ヘリ……ウエストランド・ウエストミンスターは屋台を吊り下げて移動を開始した。

ラーメン伝説第4部 4-1-18

「はい、書類を出して」
それぞれ提出書類を差出て主計士官がせっせとチェックを終えた。
「一番の大物は『ビート軒』の自走屋台か、ベースはGMC CCKW 352……と准尉載せられるか?」
「……まあ何とかいけるでしょう」
准尉は顔を歪ませながら答えた。
「載せるって……」
ビートが疑問を言い切る前に答えがやって来た。

ラーメン伝説第4部 4-1-17

翌朝
書類に記された場所でビート達は待った。
他にも調理器具を背負った者など続々と集まってきた。
軍の車両が列を連ねて近付く。
「随分とこじんまりとした部隊だな」
他の調理師が言う。
輜重や主計のみの編成でも募集の規模に対して数が少なすぎる。

ラーメン伝説第4部 4-1-16

ファブールは地図を広げ複数の場所へ錘を置いた。
「錘を置いた場所へ通行不能だそうだ」
「ちょっと待ってください、コレここら辺の主要な橋全てじゃないですか」
バグベーイが顔色を変える。
「破壊・戦闘・部隊の移動・避難民で渋滞……」
一つ一つ指差しながらファブールは理由を述べた。

ラーメン伝説第4部 4-1-15

「どうしますコレ」
ヒョットンザは書類を見据え首をひねる。
片づけを終えた一同は雁首を並べ考えていた。
「逆方向へ飛べば余計時間が掛かりますしね」
宮川が悲観的な予測を立てる。
「ビート君、思った以上に面倒な事になったぞ」
交通網の状態を調べに行ったファブールが戻って来た。